磯村暖 個展「Good Neighbors」
2017年10月26日 – 3:55 AM
ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校 第二期最優秀者デビュー展示
黒瀬陽平キュレーション

磯村暖 個展「Good Neighbors」

 

ワタリウム美術館ミュージアムショップ「オン・サンデーズ」にて「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」第二期の最優秀作家である磯村暖(いそむらだん)の個展を開催いたします。

磯村は「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」の成果展覧会に出品した、移民、難民問題をテーマにしたインスタレーション《HOME PARTY#2》で金賞を受賞。本展では《HOME PARTY#2》で展開したテーマに加え、移民や難民を繋ぐ「海」というモチーフに着目。より大きなスケールの新作に挑戦します。

昨年、オン・サンデーズでデビューした弓指寛治(ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校第一期最優秀作家)に続く新しい才能に、ぜひご注目下さい。

 

【磯村暖プロフィール】

磯村 暖 Dan Isomura
1992年東京生まれ、東京在住。2016年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
2017年ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第2期卒業(卒業時 金賞受賞)。
主な活動に、ロンドンと東京でのレジデンスプログラム参加中に行なった個展「Two glasses of water / 2000000000000000000000000 water molecules」(The Vitrine, Central Saint Martins, ロンドン, 2017)、「A glass of water / 1000000000000000000000000 water molecules」(遊工房, 東京, 2017)や、KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭プレ企画「藝大子アートプロジェクト」への参加などがある。また2016年より自宅でパーティーを度々主催し、2017年にネパール人移民と共に行なったパーティー「HOME PARTY#1」をギャラリー空間内で再構築、再解釈したインスタレーション「HOME PARTY#2」(カオス*ラウンジ五反田アトリエ, 東京, 2017)を発表した。
現在磯村はグローバリズムの転換期の景色を見つめ、訪れた土地や日本で出会う移民たちの故郷のヴァナキュラーな文化や宗教美術、物理学、SNS上の美学等を参照してインスタレーションや絵画を制作している。

 

【イベント情報】

ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校第二期最優秀者展示 磯村暖「Good Neighbors」開催記念トーク
『難民、グローバリズム、ディアスポラ ――アートにおける〈政治的なもの〉をめぐって』

出演:磯村暖、チェ・キョンファ(東京都現代美術館 学芸員)、黒瀬陽平(美術家、美術批評家、本展キュレーター)

開催中の磯村暖個展「Good Neighbors」の関連企画として、ゲストを交えてのトークイベントを開催します。
キュレーターとして、ヨーロッパやアジア諸国での展覧会やアートプロジェクトに関わってきたチェ・キョンファさんをお呼びし、磯村が継続的に取り組んでいる難民や移民、グローバリズムといった「政治的な」テーマをめぐって議論していきたいと思います。

日時:2017年11月23日(木)、20時~22時
会場:オン・サンデーズ地下書店(ワタリウム美術館B1)
定員:40名
参会費:1,000円(税込)
申込・お問合せ:オン・サンデーズ
mail: onsundays@watarium.co.jp
tel: 03-3470-1424

 

【展覧会情報】

会期:1031日(火)~1126日(日) OPEN:11:0020:00(水曜のみ21:00まで)
1031日(火)の19時より作家、本展キュレーターをまじえてのオープニングパーティーを開きます。
会場:オン・サンデーズ地下書店 http://www.watarium.co.jp/onsundays/
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
主催:合同会社カオスラ/協力:株式会社ゲンロン